春蘭の育て方 参考
 

春蘭の花芽形成時期の管理

春蘭の花芽(はなめ)が形成される時期は、主に夏から秋にかけてです。 

具体的には、春の花が終わった後の成長期を経て、7月から9月頃に株の根元に小さな花芽が作られ始めます。その後、秋の深まりとともにゆっくりと成長し、冬の寒さを経験することで春の開花に向けた準備を整えます。 

春蘭の花芽に関する主なスケジュール

  • 形成時期(7月〜9月): 夏の高温期に、新しいバルブ(根元の膨らみ)の脇から花芽が分化します。
  • 充実時期(10月〜11月): 花芽が徐々に大きくなり、地上に顔を出すものもあります。
  • 休眠・低温要求(12月〜2月): 春蘭が咲くためには冬の寒さに当てる必要があります。この時期に凍らない程度の寒さを経験させることで、春の開花がスムーズになります。
  • 開花時期(3月〜4月): 春の暖かさを感じると、花茎が伸びて開花します。 

咲かせるためのポイント

  • 夏の管理: 花芽を作るには、夏に株を十分に日光に当て(遮光しつつ)、肥料を与えて株を充実させることが重要です。
  • 冬の寒さ: 室内に入れっぱなしにせず、5前後の低温に一定期間当てるようにします。 

詳しい育て方や植え替えのタイミングについては、みんなの趣味の園芸(シュンラン)  ヤサシイエンゲイ などの専門ガイドが参考になります。

現在、お持ちの春蘭に花芽らしき膨らみは見えていますか?もしあれば、冬の管理についてさらに詳しくお伝えできます

 

春蘭のバルブを大きく育てるには?

春蘭のバルブ(偽球)を大きく太らせるには、「成長期の充実」「根の健康」を意識した管理が重要です。バルブは栄養を蓄えるタンクのような役割を果たすため、以下のポイントを抑えることで立派に育ちます。 

1. 成長期の光と温度管理

バルブを太らせる最大のエネルギー源は日光です。

  • 日光: 春から初夏(4月〜6月)にかけて、午前中の日光をしっかり浴びさせます。ただし、真夏は葉焼けを防ぐため30%50%程度の遮光が必要です。
  • 風通し: 風通しが良い場所で管理することで光合成が促進され、バルブに栄養が溜まりやすくなります。 

2. 水やりと肥料の黄金サイクル

成長期(春と秋)に、しっかり栄養と水分を循環させます。

  • 水やり: 表土が乾いたら、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと与えます。これにより鉢内の空気が入れ替わり、根が活発に動いてバルブを太らせます。
  • 施肥: 春(3月〜6月)と秋(9月〜10月)に希釈した液体肥料(20003000倍)を月に12回与えるか、固形肥料(マグアンプKなど)を置き肥します。
  • 真夏(7月〜8月)と冬の休眠期は、根を傷める原因になるため肥料は控えます。 

3. 適切な植え替えと芽かき

根のスペースを確保し、栄養を集中させる工夫です。

  • 植え替え: 23年に1、春(花の直後)または秋(お彼岸頃)に植え替えます。東洋蘭専用の培養土や軽石など、水はけの良い用土を使うのがコツです。
  • 芽かき: 新芽がたくさん出すぎると11つのバルブが小さくなります。1つのバルブから出る新芽を制限し、栄養を1箇所に集中させることで大きく育てられます。 

4. 冬の低温体験

寝る子は育つ」と言われるように、冬に5前後の低温にしっかり当てる(60日間程度)ことで、株がリセットされ、翌春の力強い成長につながります。 

今、葉の色やツヤに元気はありますか?もし葉先が枯れている場合は、水やりや置き場所の調整が必要かもしれません。